今週は、英国のマリッジ・ウイーク(結婚週間)です。
と、言っても、ここイギリスでもそんなにたくさんの人が知っているわけではなく、
実を言えば、私も今朝のメールで知ったのでした。
マイケルと結婚してから来月で5年になります。
シングルマザーだった13年は長かったけれど、この5年はすぐだった!
この5年の間いろいろ山あり谷ありだったけれど、
マイケルというパートナーがここに私といてくれることを思うと、
心がうるうるしてしまいます。
この5年の間には、マイケルが私に追い出されて、一週間近く帰ってこれないときもあったし
(かわいそうに!)、逆に私が家出して(14弾に詳細が)
娘たちのところに泊まらせてもらったこともありました。
今でも、どうしてそんなことでイライラするの?とか、なんでそうなの?
とか、不満がないというわけではありません。
それでも、きのう、ビデオ通話しているときに母が言ってくれた言葉が忘れられません。
「さゆり、本当に幸せそうな顔していて、嬉しいよ。
マイケルに、さゆりを幸せにしてくれてありがとうって、伝えてね。」と。
なんて、ありがたい言葉でしょう。
マイケルにそれを伝えたら、感動していました。
マイケルは最初に日本に行ったとき(結婚後初めて)、
空港で初対面の母が微笑まなかったことを気にしていて、
「ぼくはさゆりを幸せにして、ママに喜んでもらいたい。」
と何度も言っていたから。
このロックダウンがあって、私にとっての一つの大きなベネフィットは、
マイケルがずっとうちにいてくれること。
一週おきに行っていた仕事先のバースに行けなくなったから、
片道7-8時間もかけて行くコストや体力的エネルギーをマイケルも使わなくていいし、運転大丈夫かしら、
と私も心配しなくてもいいし、
第一、一緒にいるという安心感といつでもだっこできる気持ちの良さがあって、
私の精神衛生上とてもいいからです。
もし、マイケルがいなくて、私一人だったら、
このロックダウンの生活は、ずっと辛いものになっていたと思います。
(だから、一人住まいの人の大変さは想像に難くありません。)
また、最近、ある日本人女性がマサイ族の男性の2号さんとしてケニアに住んでいる、
という記事を読みました。
それは、ほかに奥さんがいる人との結婚ってことですよね?!
…それは、私には決してできないこと。
ここに住んでいると一夫一婦の関係は当たり前のことですが、
でも、一夫多妻の文化も世界のあちこちにあるんですよね。
実際、こちらのアフリカ出身の友達からも、父親に何人もの奥さんがいて…、
という話を直接聞くたび、私は胸が痛んでいました。
しかしながら、日本も、もともとはそういう文化だったんですよね、確か。
光源氏の昔からそういう伝統があって、今でも2号さんとか浮気とかぜんぜん珍しくないですものね。
そうやって、一人の男性を共有することは、でも私にはできない、とずっと思っていました。
ついでに言わせてもらうと、和の文化は大好きだけど、ただ女性を低く見て扱うところは、大嫌いでした。
日本の、夫婦関係を二の次にするところも、好きじゃなかった。
たとえば、子どもが生まれたら、お互いを、パパ、ママとかお父さん、お母さんとか呼ぶようになる。
それは、子ども中心の考え方の現れですよね。
私は、子どもがいても、パートナーには「さゆり」と呼ばれたかった。
だから、聖書が、まず夫婦という単位をとても大切にしていることが嬉しいし、
一夫一婦の関係を創ってくださった神さま*1のことを本当に素晴らしいと思います。
そして、一人だけ、私だけにコミット*2してくれる夫がいることは、
かつてそうではなかった夫を持っていた私にとっては、まさしく奇跡のように感じるのです。
<おまけの奇跡>
マイケルが毎日、毎晩、私の凝った肩や背中、頭をマッサージしてくれるのは、
本当にありがたいと思っています。
つい最近、朝目覚めたマイケルが、「あー、ぼく、
寝ている間もさゆりをマッサージしていたんだ!」
というから、「え~、どうしてわかるの?」と私が聞くと(私も気持ちが良くて寝てしまっていたから)、
答えは「5時半にちょっと起きたときにさゆりがマッサージ必要と思って始めたんだけど、
そのまま寝ちゃった。で、今6時半に目を覚ましたときにも僕の手はまだマッサージしていたから。
1時間マッサージしてたってことだよね、これ。」
こんなありがたい人が私のパートナーになってくれたということは、やっぱり奇跡。
*1 結婚して二人でいるというのは、創造主なる神のアイデアであると、聖書には書かれています。
*2 英語ではCommit。すべてを捧げる、誓約する、責任を持つ、最大限の努力を投じる、という意味です。
素敵なマリッジ・ウイークを!
さゆり